俺のかーちゃんが17歳になった
弘前龍『俺のかーちゃんが17歳になった』読みました。
とても良かった。
簡単なあらすじは、40代の母親が17歳教の力で17歳に若返って、家族を養うためにアイドル業に復帰するっていうお話です。母親がヒロイン(?)ってのが斬新ですね。
とはいえそういう飛び道具的な設定とは裏腹に、中高年の雇用問題、引きこもり、高齢化問題そして家族愛といったシリアスなテーマに切り込んできます。ライトノベルならではの軽快さが上手いことそのあたりを相殺していて、とても読みやすかった。ティーン向けじゃない気がしますけど。
一見したところ萌え向けに作られているけれど、よくよく見てみたら骨組みがしっかり作られている作品がとても好きです。ガルパンとかまどマギなど。古くはハルヒの1巻もそうですね。最近の作品だとプリズマ☆イリヤの2wei以降の展開にハマっています。ヒツジの皮を被った狼とでも言いますか、そのギャップに魅せられてしまいます。