frantic87's diary

書きたいときに、書きたいから書く

狂人

昔から人権とか動物愛護というものがどこか受け入れられません。

権利というのが天与のものとして与えられていて尊重されるべき、という考えは尊いらしいとは知っていても自分の感覚からズレています。

 

そういった権利が尊ばれるようになったのは、集団の幸福を最適化するための解のひとつでしかないと勝手に思っています*1。「権利が天与のものである」という語りは、そう言っておいたほうが上手く世の中が機能するからというだけの方便でしかな いと思ってしまいます。

 たとえば、「人を殺してはいけない」というルールがある世の中のほうがそうでない世の中よりは安心して住めます。でも、どこか引っかかる事があって、無条件に「人殺しはいけない」と思って発言している人が多いように感じます。不謹慎な言い方ですが、ルールはあくまでルールであって、それを破る選択肢が存在します。それを初めから存在しないかのように振る舞うのは欺瞞じみてて好みじゃないです。

もちろん、いくら選択肢が存在するとはいえ、殺人の可能性を常に検討しているような人間はまちがいく狂人です。そんな人間がいないほうが社会は安全です。

狂人でいいじゃないかと思います*2。選択肢は多いほうがいい。ルールを破ることも含めて、選択肢は温存しておくにこしたことはない。道徳やルール守ることの期待値のほうが上回るからそれに沿った行動をする、というほうが自分的にしっくりします。

 

*1:どこまでを「集団」に含め るかは時代によってバラバラ

*2:狂人だと思われることは生存に不利なので隠蔽しますけど