frantic87's diary

書きたいときに、書きたいから書く

機械

じゃがいもの収穫を手伝ってきました。

農業用の機械が畑に入って土ごとじゃがいもを掘り返すので、その機械の上で土塊やクズ芋を除ける作業です。コンベアの横に陣取って土を除ける係と芋の選別をする係に分かれます。どっちにしても両手フル稼働で土や芋を放り投げていきます。1秒間に10個くらい芋が流れてきます。目と首と腰が疲れます。

慣れてくると考え事や近くの人と会話をしながら手だけ動かすことができるようになるのですが、作業はそれなりに複雑です。流れの中から要るもの要らないものを瞬時に見分け、それを手で掴み、所定の場所に捨てる。流れが早くなると音ゲーもかくやという勢いの手さばきになります。

いくら機械が進歩したとはいえ、まだまだ人間に敵わないんだろうな、という思いです。同じことを機械にやらせようとしたなら、不可能ではないのでしょうが設計開発に相当なコストがかかるものと思われます。人間にやらせた場合、30分も実際に手を動かせば基本的な作業ができるようになります。

土を掘り返すような力仕事なら人間の出る幕はありませんが、細かい判断が求められる土俵ではまだまだ機械が及ばないことが多いものと思われます。

そんなことを考えながら働いていました。