frantic87's diary

書きたいときに、書きたいから書く

いじめと批判

の境界線はどこにあるのか考えている。

d.hatena.ne.jp

 正当な理由がある批判でも、量が積み重なれば当人へのストレスは凄まじいものがある。不特定多数によって行われるそれは「いじめ」と変わらないのではないか。

「批判」と「いじめ」は別のレイヤーで定義されていると思う。正当な「批判」であるかどうかは客観的に評価されるのに対し、「いじめ」は受け手の感情であると思う。内容が正しいものであっても、執拗に言い続ければ「いじめ」にもなる(頭髪が薄い人に「ハゲ」と連呼するなど)。逆にいじめっこがいじめているつもりでも、言われている側が気にしなければ「嫌がらせ」であっても「いじめ」と言えるか微妙なところ。つまるところ、いじめられる側のメンタルに支障が出るような行為を「いじめ」と定義していいと思う。

 

ネットで見られる炎上のような、第三者が大義名分を振りかざして囲んで警棒で叩きにかかる光景が生理的に受付られないです。たとえひとつひとつの発言は正当なものであっても、そこに透けて見えるのは安全地帯から対象を傷めつける「いじめ」と同じものではないのか、と感じるのです。それは表向きだけの正義感をまとった娯楽です。

気をつけるべきは、無自覚に自分が同じことをしていないか。

利害関係にない第三者、それも炎上の気配を嗅ぎつけてくるような輩からは距離を置くのが懸命でしょう。彼あるいは彼女の薄暗い感情が、いつ自分に向くとは知れない。