frantic87's diary

書きたいときに、書きたいから書く

教育係

一流の技術を持つ人や、輝かしい成果を上げた人が必ずしも後進を育成できるとは限らない。本人も教え子も優秀という例はごくまれで、教え子は大したことがない、教え子の方が優秀という例の方が多い。

ある分野で優れた成果を上げる資質と、優れた人材を育てる資質はまた別のものだ。それでも教える側が教わる側の目線に立っていればそれなりには育つ。「自分の感覚」で伝えても、教わる側には伝わらない。自分にとって当たり前のことでも、教わる側にとっては当たり前ではない。どこが重要なポイントなのか、ミスしても構わないポイントはどこか。

教える側に最低限求められるのは、教える内容を言語化できること。例えば「これ入力しておいて」と言われても、「これ」とは何なのか(あるいはどこまでを指すのか)、どこに入力するのか、入力した後はどうするのか…etc.(煩わしくても)動作を具体的に説明してもらわないと、教わる側はなかなか動けなかったりする。