frantic87's diary

書きたいときに、書きたいから書く

思い込みによるリミッター

緊張から来る不安やストレスがマイナス要因だと思い込んでいないか。思い通りに振る舞えなかった原因を不安やストレスのせいにしていないか。

人前で喋るときに上がってしまってしどろもどろ、という経験は誰しもあると思う。慣れないうちは強いストレスを感じるし、不安も大きい。けれど、失敗したのは本当にその不安やストレスのせいだろうか。単に準備不足、経験不足ではないか。
誰だって緊張はする。重要なプレゼンの場、勝負を分ける打席、ここ一番という勝負所でストレスを感じるのは自然なことだ。ベテラン選手だからストレスを感じないなんてことはない。そして、不安やストレスを感じていても上手く立ち回れる人はたくさんいる。
心拍数が上がる、体温が上がる、呼吸が増える、瞳孔が開くといった生体の応答は、体の活動性高め外界からより多くの情報を取り入れて危機を乗り越えるためにプログラムされた正常な反応だ。それは個体の生存性を下げるようなものだろうか。
不安やストレスを感じていることを悪だと決めつけて、「不安を感じている自分は良くない」「この不安をどうにかして取り除かなくては」と悪いほうに解釈しているのではないか。
緊張や不安をパフォーマンスを引き出してくれるものと解釈したほうが、良い結果につながると思う。