frantic87's diary

書きたいときに、書きたいから書く

改善のためのコスト

年度末から任されていた仕事がようやく終わりそうです。

 

マニュアルが定まっていないせいで進行がグダグダになったり、意義のはっきりしない工程があるなど、改善点がいくつか目につきました。少なくとも来年も同じ仕事をするので、今から改善案を練るか少し悩んでいます。

今ひとつ踏ん切りがつきません。システムに手を加える労力が見合わないと感じます。長期的な目で見れば、改善したほうが全体の利益にはなるのですが、その利益を受け取るのは改善を行った自分ではなく、将来その仕事を任される後輩たちです。自分ひとりの収支で考えるならば、仕方ないと諦めて放置してしまえば無駄なエネルギーを使わずにすみます。

関わる人間が多くなるほど、組織を変える手間は大きくなります。惰性で続いている行事であっても、「昔から行なっているから」という理由だけで、その行事を無くすのに反対されることもあります。

「わたしが引き受けます」と名乗り出て、敢えて火中の栗を拾いに行く人がいないと改善はままならないなと思います。