frantic87's diary

書きたいときに、書きたいから書く

口数が減った

最近口数が減ってきた。

必要に応じて喋ることはあるけれど、何気ない雑談的な会話が減った。人の話を聞いている分には良いのだけど、自分から話すことが思いつかない。

自分の考えたこととか、悩みとか、楽しかったこととか、そういうことを共有したいと思わなくなった。言葉の上では共有できたように見えるけれど、言葉で伝わる範囲はたかが知れている。たとえば自分が楽しいと感じたことのコアな部分を伝えようとしたら、相手が嫌になるくらい言葉を尽くさなければ足りない。

また、自分にとって楽しいことは、相手にとっても楽しいとは限らない。逆もまた然り。だったらわざわざ伝える必要なくない?と考えている。自分の楽しみは自分の楽しみとして完結している。人に楽しいということを伝える必要はない。

失語症の原因は「コミュニケーションによって私とあなたの関係は改善しない」と確信することだという説があるらしい。科学的な論証は知らないけれど、自分の感覚としては正しいと感じる。