frantic87's diary

書きたいときに、書きたいから書く

お金稼ぎって難しい

祭り明けで体調を崩しました。

昼も夜もなく働き詰めていたらそりゃあ風邪位引くわな。ぜったい疲れているはずなのに疲労感を感じなくて、頭の片隅でこりゃまずいなと思っていたら案の定。そういえば塾の講習会明けもこんな感じでした。

 

祭りでは出店する側に回ってそこそこ稼がせてもらいました。店を回していたのが約8時間くらいで、買い出し費用等を差し引いた利益が約5万円。これだけ見るとなかなかの数字ですが、常に4,5人はシフトに入っていました。仮に時給を800円とすると、800*5*8=32000円の人件費。またそれ以外に準備片付けにかかった手間も考えると、人件費だけで利益が吹っ飛びます。1か月以上前からプランを考えたりしていたことも考えると、正直労力に見合いません。同じ条件でアルバイトしていた方がもっと楽に稼げます。

とにかく金を稼ぐって難しい。

給料をもらう側ではなく払う側に立って考えたとき、労働者に求められるのは給料分の働きではありません。月給20万円の社員が会社に20万円分の利益をもたらしただけでは、会社にとってプラスマイナスゼロです。損ではないかもしれませんが、その社員は会社が構築したもろもろのシステム(各種マニュアルやノウハウ、顧客とのつながり、設備投資etc.)にタダ乗りしている状態です。会社側からしてみれば、たとえば社員が40万円稼いだうち20万円を会社に、残り20万円を社員に分配してもらわなければ、それまでに投じた労力・資本に見合いません。そうやって利益を回収しなければ事業を展開する意味がありません。

祭りのなかでは人数のわりに大分稼いだほうでしたが、ビジネスとして考えたらギリギリ成立していません。それも財布の紐が緩くなっている、ボーナスステージであっても。お金を稼ぐシステムを作るってどれだけの労力が必要なんでしょうか。

 

うちの親は40歳を過ぎてから独立して事業を始め、専門性の高い事業とはいえそれからずっと腕一本で仕事を続けています。改めて尊敬します。

 

それでも今回の祭りで経験として得られるものはありました。また機会を見つけて挑戦したいと思います。